お国には決まりがある。

でも、決まりを守らない人がいる。

同様に、私達の一族にも決まりがある。

それは絶対とし、守らない者は消す。


一、人間を捨て、新たな者へと変われ

一、人間にバレてはならぬ。その為、面をかぶる事

一、人間にバレればその者消すべし

一、人の決まりは意味を成さぬ。

一、基づき、決まりを捨て、我らの決まりを守れ

一、守らんとする者、消すべし


人という生涯を終え、新たな者へと変わる者達が集うこの里。
人にバレてはならない。
だから、見つからない様な所にある。



大昔、里が見つかった事が1回あったそう。
生き残りはたったの二人の子。
その他、皆、人に拐われた。
皆、口を同じ様に言う
「二人の子。我らの神。双狐(そうこ)。」
その双狐は双子の兄妹だった。
その双狐は不老不死。人が見つけたと言えども、双狐には勝てない。今を生きる私達が言うのだから。