「あなたは、“誰も私を知らない世界に連れて行って”と望んだのではないの?

なのに、何故?

ここは、誰もあなたを知っている人がいないのよ。何が、不満なの?」

「違うっ!!

ここは、誰も私の存在をわからない “私しか知らない世界”じゃない!!

こんな世界だったら、元いた世界の方がまだましよ…。」