誰も知らない物語

「無理よ。死ぬなんて怖い…」

全く知らないはずなのに、何故か私はその子には心のうちを話すことができた。

「臆病者なのね…

人を信じることが出来ないなんて、可哀想な人。

あなたの願いはなに?」