しんとした、リビングの机の上には前の日に出した、プリントが置きっぱなしになっている。きっと、見ていないのだろう。

親はもうとっくに仕事に行ってしまってるし、兄弟はいないのでこの家には1人しかいない。

「やっば!遅刻する!」

玄関の鍵をかけて、いそいで自転車で学校へ向かった。