「可愛いよね。瞬くんはどうしてここにいるの?」
「こいつ。」
そう言って瞬くんは、ご飯を食べている猫ちゃんを指さした。
この猫ちゃんの為にわざわざ来てるの?
「そこで怪我してて、助けてやったら懐かれてよ。ご飯食ってねーみたいだし、俺が仕方なく。」
「そうだったんだ。やっぱり、瞬くんって優しいね!」
この猫ちゃんは正門からここに来る通り道のところで怪我をしていたみたい。
入学式の日に見つけたのかな?
だから、この中庭に来て…あたしを助けてくれたのかな?
そうだとしたら、この猫ちゃんはあたしの恋のキューピットじゃん!
あたしと瞬くんを出会わせてくれたんだもん。
猫ちゃんにまで優しくしてあげるなんて…やっぱり王子様だ。

