冷たいあたしの王子様





「好きな人、は…冷たいんだけどね、本当はすっごい優しい人なの。カッコイイし、勉強も出来るし、スポーツも出来て、完璧だし…王子様みたいなんだっ。」



「ふふっ。ふーん…王子様かぁ、小さい頃から王子様が迎えに来るの夢だったもんねぇ。」



「そうっ、そうなの!だから、王子様が迎えに来てくれたんだっ!」



「来るわけないじゃないってずっと思ってたけど…待つものだね。まぁ、頑張りなさいよー。お姉ちゃんは陽葵の味方だし。」



「うん!お姉ちゃん大好きー!」




いつもこうやってあたしのことを包み込んでくれる優しいお姉ちゃん。



抱きついてきたあたしを、お姉ちゃんは引き離してさっきまでいたテーブルに戻った。



あたしのアイスの棒まで取って、捨ててくれた。



こういうちょっとした優しいところがいいんだろうな。



よし…あたしは、明日から補習頑張らなきゃな…