冷たいあたしの王子様




そんなの…あたしが耐えられるわけがなくて。




キーンコーンカーンコーン




そこで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。



このチャイム…授業の終わりになる時はとても嬉しい音なのに、昼休みの終わりになる時だととっても憎らしい音に聞こえる。




「あ…じゃあ、あたしはもう戻るね!」



「あぁ。」



「じゃあ…バイバイ!」




やっぱり教えてあげる。なんて言ってくれないかな…なんて考えてたけど。



考えるだけ無駄だったみたい…



ちょっとあたしが望み過ぎただけだもん。




「あ、おい。吉永。」



「あ、はい…」




トボトボと屋上から教室に戻っていると、担任の先生に声をかけられた。



もうすぐで次の授業が始まってるっていうのにー!