メールチェックが終わり、ようやく私はコートと制服を脱いで部屋着に着替えた。
「ただいまー。」
リビングでは、お母さんが晩ご飯の支度の真っ最中だった。
「あら、いつの間に帰ってきてたの?」
「んー、少し前。」
私はソファに座りながら答えた。
私の家は、二階へ続く階段がリビングからでは見えない構造になっているから、お母さんが私が帰ってきたことに気づかなくても、おかしな事ではなかった。
しかも今日は、帰ったらまず寄るリビングに寄っていなかったからなおさらだ。
「そうそう、陵くん来てたわよ。」
料理の味見をしながら、さらりと言うお母さん。
「え⁈また来てたの⁈」
ここまでくると、何だか付きまとわれてる気分ーーー大丈夫かな。
「そんな嫌そうな言い方しないの。陵くんの事嫌いなの?」
「そうじゃないけど…。」
来すぎじゃない?
「結愛の誕生日の事を気にして来てくれたのよ。」
「…。」
「ただいまー。」
リビングでは、お母さんが晩ご飯の支度の真っ最中だった。
「あら、いつの間に帰ってきてたの?」
「んー、少し前。」
私はソファに座りながら答えた。
私の家は、二階へ続く階段がリビングからでは見えない構造になっているから、お母さんが私が帰ってきたことに気づかなくても、おかしな事ではなかった。
しかも今日は、帰ったらまず寄るリビングに寄っていなかったからなおさらだ。
「そうそう、陵くん来てたわよ。」
料理の味見をしながら、さらりと言うお母さん。
「え⁈また来てたの⁈」
ここまでくると、何だか付きまとわれてる気分ーーー大丈夫かな。
「そんな嫌そうな言い方しないの。陵くんの事嫌いなの?」
「そうじゃないけど…。」
来すぎじゃない?
「結愛の誕生日の事を気にして来てくれたのよ。」
「…。」



