結婚の約束をしよう

私が声をあげたせいかおかげか……石崎先輩が、私を見ている。

どうしよ…どうしよう…。

「…!」

私は思い切って会釈をすると、下を向いて一気に通り過ぎた。

…これ以上は、耐えられなくて。


ヤバイ…ヤバイ……嬉しすぎる!

さっきまで凍えてたのが嘘みたいに、身体が熱くなってきた。

まさか、先輩と目が合うなんてーーー…。

これって一歩前進⁈


《深月聞いてー!さっき石崎先輩と目が合っちゃった♡》

急いで家に帰り、深月にメール。

興奮が身体を支配して、何だか変な気分。

《うそー!おめでとう!やったじゃん!》

深月から返ってきたメールを見て、ますますテンションが上がる。

《ありがと〜超ドキドキしたよー!》

それから私は、一通りメールなどのチェックをしたーーー学校へは校則でスマホを持って行けないから、メールやメルマガなんかがたまっていたりする。