結婚の約束をしよう

「じゃぁデカイ魚!オレにじゃねぇぞ、コイツな。」

そう言った後指をさされたのは…陵の前に並んでいる私だった。

「ちょっと陵!」

思わず大きな声を出してしまった私を、クラスのみんなの視線が取り囲む。

失敗した…。

「…。」

恥ずかしくなって、うつむく事しかできなくなった私の頭を、陵がポンと軽快に叩く。

「結愛おまえデカイ声出せるんだからさ、いつもそうしてろよ。だいたい食わねーから声も出ないんだぞ?」

そこ、結びつく話…?

「よし、じゃぁ竹田の魚はデカイやつな(笑)。」

「おー頼むわ。」

給食当番の男子と陵のやりとりに、またもや笑いが起こる。

私は、その中心には居たくないのに。

陵と居ると、不思議とそれも嫌じゃないかもって思えてくる。

「竹田さん、諦めるしかないね(笑)。」

私の前に並んでいた女子が笑顔で話しかけてきて、私は下手くそな笑顔を返す。


昔から、今も私に足りないのはーーー自信。