結婚の約束をしよう

「なんだ陵くん、もう帰るのか?」

「おじさん、また明日来てもいい?」

「あぁ、それがいい。そうしなさい。」

え…⁈

「明日も来るの⁈」

「来ちゃ悪いのかよ?てかおばさん、明日は結愛と買い物にでも行こうと思うんだけど。」

「あらいいじゃない。かわいい服でも選んでやって。この子、見ての通りのセンスだからさ〜。」

「…。」

そりゃぁ私自身センスがいいとは思わないけどさ、お母さんがそれを言わなくても…。

「いいなぁー、あたしも服欲しい〜。」

「じゃぁ智沙は、今度お母さんと買いに行く?」

「うん、行く!」

「……。」

まただ。

また、陵のペースにどんどんハマっていく。

当事者の私の意見なんか聞こうともしないんだから。

「待って、私…行くなんて……。」

「言ってないけど、まぁいいじゃん。オレが結愛と行きたいの。」

「う…。」

そんな事を、そんな笑顔で言われたらーーー私は何も言えなくなる。