結婚の約束をしよう

何を信じていいのかも、わからなかった。

自分の記憶さえもーーー…。

何が本当なのか、陵がいなくなってからわからなくなっている気がする。

突然現れたと思ったら突然いなくなってしまってーーー私の中のどの記憶が正しいのかもわからなかった。

でも、これだけは言える。

私は陵のことが好きになってしまった。

会いたくて会いたくて、たまらない。

もし今またプロポーズをしてくれるのなら、私は迷わずオッケーするよ。

だから、陵……戻ってきて。


死んで…しまったなんて。

私の声が届かないところに…行ってしまったなんて。

自分の言いたい事だけ言って……そんなのズルイよ…。


私は、まだ何も…。

私の心を散々振り回しておいて……文句のひとつくらい言わなきゃ気が済まない。

そんな私の言葉を聞いた陵はきっと、キョトンとしたりニィっと笑ったりーーー反省してるんだかしてないんだか、きっとそんな反応なんだろう。