結婚の約束をしよう

「おじさん、陵が居なくなっちゃったんです!そこに居るなら、電話…かわってください!」

「……。」

「おじさん…?」

黙ってしまったおじさんの、言葉を待つしかなかった。



「結愛ちゃんの言ってる意味はよくわからないが…おじさんが電話をしたのは、陵が亡くなってしまった事を伝えるためだったんだよ…。」



陵がーーーえ……?

私も、おじさんの言ってる意味が……わからない。

全然、わからないよ……。


「10日前に交通事故でね…それからずっと意識が戻らずに、入院したままだったんだ……。」

おじさんのすすり泣くような声が、私を支配する。

信じられずに、身体が固まる。


「24日に容態が急変して……夜中に…そのまま……。」

こんな事を言われて、はいそうですかと受け入れられる程、私という人間はできちゃいない。

おとといまで私の側にいた陵が、交通事故で入院していただなんて、一体誰が信じるというの…?

私は、何も言えなかった…。