結婚の約束をしよう

そして、普段ならフードコートで済ませるお昼ごはんを、少し高めのレストランで食べたことを口止めされてから、帰宅した。

「あ〜楽しかった。また行こうね、お姉ちゃん!」

自分のお小遣いでヘアアクセサリーを買っていた智沙は、ご機嫌だった。

家に着いた私は、自分の部屋に直行した。

スマホを充電したまま、部屋に忘れて出かけてしまったから。

「あ…っ‼︎」

私は、急いで電話をかけた…。


陵からの、着信。

出かけてる間にかかってきていただなんて、タイミング悪すぎ。

プルルルル…

プルルルル……

スマホを耳に当て、早く早くとジタバタする。

第一声、何て言ってやろうか…。

急に居なくなったと思ったら、なかなか連絡も取れずーーー今まで何をしていたんだと言いたい気分でいっぱいだ。

それと同時に嬉しい気持ちも入り混じり、自然と顔がニヤける。

陵の事を好きだと気づいてから初めて聞く声に、ドキドキして何も言えなかったらどうしよう……そんな、つまんない心配なんかもしてみたり。