結婚の約束をしよう

「お姉ちゃんどうしたの⁈大丈夫?」

リビングに下りてきた智沙が、私の泣き顔を見てビックリしていた。

「な、なんでもない…。」

慌てて涙を拭いて、何でもない風を装う。

「さぁ、お昼ごはん食べちゃって!あ、智沙、後でお母さんとケーキ取りに行く?」

「うん、行く行く!」

お母さん…さり気なくフォローしてくれたのかな。

私は黙って、お母さんの作った焼うどんを一口食べた…。

いつもと同じなのに、特別に感じる。

「おいし…。」

誰にも聞こえないように、ポツリとつぶやいた。

「お姉ちゃんもしかして、通知表の内容が悪かったとか?」

智沙が、私の泣いていた理由を詮索してきた。

「そんなんじゃないよ。志望校ギリなのは前からだし。」

「そうなの?参考書3冊も買ったんだから、頑張ってね(笑)。」

「うるさ……。え⁈智沙あんた今何て言ったの⁈」

私の隣で焼うどんを食べる智沙に、掴みかかりそうになった。