結婚の約束をしよう

「うぅ…あの子たち……あたし一生忘れないッ!」

「深月、早く泣きやまないと涙凍るよ?」

帰り道を、私はいつまででも泣きやまない深月と歩く。

「ここはそんな極寒の地じゃないから、大丈夫だよ…。結愛だって、か…感動したでしょぉ…?」

「そりゃあ、したけど…。」

タオル片手に、まだグズグズ泣いてる深月だった。

2年生の新部長に声をかけられた後、今日で最後だからとお別れ会をしてくれたのだ。

早々に引退した他の子たちと違って、最後まで通ってくれた事が嬉しかった…そう言われて私たちは涙した。

後輩から小さなブーケをもらった時は、私も感動したし泣いたけどーーー校舎から一歩外に出て、その寒さに泣きやんだ。

「結愛ぁ〜、もう少し一緒にいてぇ…?」

もうすぐ深月と別れる駅前というところで、私の腕をぎゅっと掴む深月は、鼻水までたらしていた。

「わかったよ。じゃぁどっか入ろ?外じゃ寒すぎるよ。」

「う、うん…。ーーーあ!」

「え?」