結婚の約束をしよう

なんて言う私も、本腰なんか入れていないんだけど。

「志望校ムリしてないから大丈夫だもん。」

って言った深月の表情からは、余裕が見て取れる。

私も深月と同じ高校を第一志望にしているけど、成績が下がってきてるから真剣にヤバイ。

その私に対してのイヤミなどではなく、深月の中には本当に余裕があるのだという事が伝わってくるから、聞いてて嫌な気はしなかった。

年明けの学力テストの結果で、どの高校に願書を出すかが決まるから、私は冬休みは遊んでなんかいられない。

深月と陵に、家庭教師をお願いしようかな…。

「私は頑張らないとヤバイかも。」

「じゃぁ一緒に勉強する?あたし高校も結愛と一緒がいいし。」

「わ、それ助かる。ありがとう!」

「初詣にも一緒に行こうよ!合格祈願しよ?」

「あはは。気が早いよ深月は。」

何だか…勉強漬けになる予定の冬休みが、少し楽しみになってきた。

「先輩たち、ちょっといいですか…?」

話しかけてきたのは、2年生の新部長だった。