結局そのまま、
流されるように……
てか実際流されてたけど(笑)先に進んだ。


事が、終わって、ベッドの上。




「大丈夫か?」

「あ、うん。」

「なんか、いきなりで……本当に大丈夫?」



「和田ー。」

「うん。」

「私、ヤキモチやいてたんだって。」

「は?」



「美和ちゃんに、今日さっきまで会っててさ。言われて気付いたんだけど。」

「えっと……誰に?」

「はるなさん。

あんな可愛い子が元カノで。はるななんて、
名前まで可愛くて。

普通に名前呼んでる和田にモヤモヤして。
私、全然可愛くなんてないのにさ。和田は優しいし。さっきだって、はるなさんと笑ってたしさ。」



「えっと……。」

「笑っていいよ。」

「え?」

「顔笑ってる。」




どーせ。私がヤキモチとか。
ウケるんでしょ。



「あー(笑)いや、違くて。
榛名って、苗字だけど?」

「……。え!?」

「それに、おまえ可愛いって、俺言ったけど。」

「……。」





「まぁーでも確かに。前の可愛さなんて、今じゃ、全然だな。」

「……は?」

「さっきの雪。めちゃくちゃ可愛かった。おまえどんだけだよ。」

「///いや、あの。」

「ほら、その顔も。やばいから。マジで。」


そう言って、また……

「あっ……んっ……。」


「……やべっ。本気で。ちょいまずいわ(笑)」






ベッドから降りて、
おまえの御機嫌とりの為に買いに行ったら
たまたま、榛名がバイト中だったんだよ。と言いながら、プレジールの袋を渡される。

中には、

あっ。

ハート型の可愛いクッキー。
くり抜かれた真ん中の部分がガラスのようで、スプリンクルが中で動いている。