「あ、モナ!光輝くんが…!」 千夏ちゃんが声を出したとき、矢田くんが凄いスピードでゴールに向かうのが見えた。 そして、 「矢田くんいっけえええ!」 ザシュッ!! ゴールが、決まった。 「きゃ〜!やったー!!」 私と千夏ちゃんがはしゃいでいると、グラウンドから矢田くんが口パクしているのが見えた。 「“す”、“き”、“だ”…?」 その瞬間、心臓がドキッと跳ねた。 思わず復唱してしまって顔が赤くなる。 …ああもう、 「…こ、光輝!私も好き…!」 私のヒーローは今も健在のようです。 fin.