河川敷、あの出来事は未だに忘れられない。 一年前、私は河川敷で泣きながらうずくまっていた。 親との些細なきっかけで起こったケンカ。 どうして私を理解してくれないの、って泣いてたところに、矢田くんが現れた。 『そんなもん行動で示せばいいんだよ』 突然話しかけられた拍子に涙はぴたりと止まって、私は心が軽くなった。 重苦しかった、つっかえたものがなくなっていく気がした。 それから、矢田くんは私のヒーローになった。