かわいくて、頼りになって、勉強もできて、優しくて…って、桜井さんはキリがない程いいところがある。 もう嫌。やだ。矢田くんなんか。 「矢田くんの、バカ…」 「……誰がバカだって?」 俯いていた私は思わず顔をパッと上げた。 聞き覚えのある声、やっぱり目の前に立っていたのは 「どうして…」 矢田くんだった。