「えっ」 まさかほんとにこれにするとは思わなくて、驚きの声が出てしまった。 「これじゃダメ?」 北野くんが少しびっくりしたように私の顔を見た。 「あっ、いや、いいと思う…!」 私はそうやって言ったけど、あのスパイクを見ると矢田くんを思い出しちゃう…。 それを北野くんが身に付けるとなると、かなり複雑でしかない。 「じゃあ、レジに……って、あれ…光輝?」 “光輝”、その単語を聞いて私はパッと北野くんの視線を追った。 すると、向かい側のクレープ屋に、矢田くんと桜井さんの姿。