ぼうっとした頭のまま気付けば放課後になり、駐輪場で待つ彼女と合流した。 「ね、今日は後ろに乗せて」 「はぁ? 昨日あんだけ拒否ってたじゃねぇか」 「良いの、リベンジ!!」 慣れない足取りで俺のチャリの後ろに跨り、ぎゅっと腹の辺りに手を回して背中にひっつく。 馴染んでる感覚よりもかなり強めな締め付け感。 ……顔が押しつけられてる辺りのシャツが濡れてるのは、きっと、昨日の恐がりの続き。