どうやら声は下のほうからするみたいだ。

って、ん?下??

わたしがおそるおそる下を向くと、

腕に抱えているもち太と目が合う。

ま、まさか…

「うわ、変な顔」

「も、もち太が、しゃべって…?」

「だってぼく、妖怪だし」

「ええええええええ!!!」

「あれ、知らないんだっけ」