君と私のサバイバル・ツアー

案の定、転校生はとても緊張しているようで、小刻みに震えている。

あーあー、やっぱり…


「え、えと、⚪︎⚪︎中学から来ました、雨宮 水樹と言います。すっ、好きな食べ物は、春菊です。よろしくお願いします!」

こんな状態でうまくやってけるのかなぁ?
私は思わずみんなの反応を見た。


でも、その雨宮という人がぺこりと頭を下げると、皆口々に
「えー!春菊好きなの!?よく食べれるね!」
「すごいなぁー」
「こちらこそよろしくっ!」

と叫んでいて、しらけるなんてことはなかった。


っていうかテンションが妙に高くないか…?

「朝のテストがなくなったからかなぁ」


そんな私の心を見透かしたように遥がこそっと言った。