樋口悠里、中学3年生。 私は中学3年間、ずっと部活に打ち込んできた。バスケ部。しかも部長だった。 部活で疲れて帰ってきて、ご飯食べたらすぐに寝てたし、朝練に行って、疲れて、授業中ずっと寝てたし、勉強をした記憶がない。 よって、成績はズタボロだ。 私には兄ちゃんがいる。 ひとつ上の高校生。とても頭がいい。 受験生の私は、兄ちゃんに勉強を教えてもらっている。 「はあ?バカか。こんなのもわからないとかバカか。」 「えー。」 兄ちゃんは厳しい。