私のこと、陰でヒソヒソ言ったり、後ろ指を差してくるやつもいた。

いつも私に寄ってきてたやつらも、手のひらを返したように、距離をとってきた。

だけど

「え!?芽衣ちゃん!?誰かと思った!」

クラスメートの加藤咲子ちゃんが目を見開きながら話してきた。

「髪型違うと印象変わるね!でも美人だからどんな髪型でも似合う!いいね!」

咲子ちゃんは人に媚びるタイプの人間ではない。真っ直ぐに言葉を放つ人だ。

「えーすごい!前のも可愛くて好きだったけど、金髪もかっこいいね!」

「ありがとう。」

なんだかとても嬉しい。