「ハッピーバースデー。由真」
「……渉…なんで??」
「えー?迎えに来ちゃダメなの?ひどいな〜由真ちゃんは」
くすくす笑う渉。
え……これ幻?夢?
あれ…あたし会いたすぎて幻までみちゃうんだ…
重症だな。うん。
「由真、おーい。由真ちゃん…あちゃ〜」
渉があたしの顔の前で手をひらひらしながら言うけど聞こえるはずもなく、あたしはただボーっとしていた。
しばらくして渉が覚ましてくれた。
「由真。起きて」
「…はっ!」
「はは。もー由真可愛い」
「はぇ!?ってか何で!?やっぱり夢?」
「夢にしないでよ。頑張って帰ってきたのに」
そう言ってハニカム渉はやっぱり渉で。
やっと会えた。
渉に会えた。大好きな渉に会えた。
あたしはここでやっと涙を流した。
