願い星



もうすぐ終了時刻になる時一本の電話がなった。


先輩が電話に出て対応していた。
だから何の気もとめず時間まで残りの仕事をしていた。



「三浦、外線3番」


「はぁー…はい」




小夜に外線…珍しい。あたし達はまだ1人での担当さんがいない。だから小夜指名の外線は珍しいのだ。

ちなみに三浦は小夜の名字だ。





「新井」


「はい」


「お前もう帰れ」


「えっ!?」



いきなり先輩からの帰れ命令。
まだ終了時刻じゃない。帰れるわけがない!!!



「先輩、まだ時間じゃないです」


「いいから帰れ。誕生日ぐらい早く帰れ」




去年までは残業させたじゃん。もう意味がわからない。




「由真!ごめん!!」


「小夜?どうしたの?」


「今日一緒にお祝い出来ない」




あぁ…そんな事か。
ちょっと寂しいけど…小夜にはいつも感謝している。大丈夫。