大切な人へ


私は言葉を無くして立ち尽くす…


「…なんかされたの?」


ぶんぶんと大きく首をふる


「じゃ何。
イケメンに告られてよかったじゃん」


少し恐い声になった
頬杖をついて無表情で見つめる彼
はぁ…と息をついて続けた


「イケメンだけどふっちゃった~」

…⁉

「だって私には釣り合わないし?」


何…言ってるの…


「モテるのも困るな~」


やめて……


『……っ ……グスッ 』

頬を伝う涙、涙、止まらない…


私は流れる涙も拭わず
その場で立ち尽くしてた




「うわっ…‼」

ガタンッ




そう聞こえると
ふわっと目の前が暗くなった…





「ごめん…泣かすつもりじゃなかった…」


頭の上から聞こえてくる彼の声






私は抱き締められていた