大切な人へ


助けてもらったお返しができる!

それが嬉しくて急いで食材を買いに行って作り
彼の家に着いたのは7時半くらいだった


弟くんいるならいいよね...?
少しの罪悪感を抱きながらチャイムを押した



彼の弟くんは健(たける)くん中学2年生で
井川くんとは少し違うタイプの
目がぱっちりしたイケメン君だった

『初めまして!お兄さんと同じクラスの
藍野美優と言います。ご飯食べてくれる?』

「いただきますっ♪」

嬉しそうににっこり笑ってくれた

可愛い...‼


思わずキュンってしてしまった
健くんは中身もお兄さんと全然違うみたい 笑



作って来たものをテーブルに並べていくと
2人が歓声をあげてくれた ハモってるし


「うまい!美優さん料理上手ですね!」

健くんがそう言うと井川兄からにらまれてる

美味しいって食べてもらえると
やっぱり嬉しいな~


黙ってパクパク食べる井川くんをちらっと見ると

「うん 美味いよ」

『ありがとう!良かった~』

表情1つ変えずにそう言ってまた箸を進めているけど、すごく嬉しかった

それを聞いて私も一口。うん!美味しい!




「2人って付き合ってないんでしょ?」


健くんの声に私たちは固まった



「でも仲良いんだね?ご飯作ってくれるとか
美優さん綺麗だし彼氏いないの?」

可愛い顔で爆弾をおとす健くん



「うるさいだまれ。
お前には関係ない」

ってお兄さんの低い声が部屋に響く



あはは...


苦笑いしかできないよ