おーい!と下から呼ばれて行くと
キッチンの机の上に食べ物が並んでる
『ごめん...ずうずうしいこと言った...』
今度は私がへこむ
「は?いいって。ファミレス行けなかったし」
どれがいい?なんでもいい。の繰り返し
じゃあこれ!ってレトルトミートソースを取った
私やるからって言ってお鍋とザルを借りる
「普段料理とかすんの?」
後ろで座って不安そうに聞く彼
『ほぼ毎日やってます』
意外だったらしくちょっと笑ってるし
「家族の分作るの?」
『私1人暮らしだから』
明るく普通に言うけどびっくりされる
まぁ...そうなるからみんなに言わないんだけど
『実家ちょっと遠いから。高校からね』
これは本当だしね
「じゃどんくさくてもやるしかないか」
『私そんなにどんくさい? 笑』
「うん。運動もうそもへた」
うそも...?
パスタが茹で上がってお皿に取り分ける
私は井川くんの半分くらいの量にした
彼のさっきの言葉が気になる...
「とりあえず食べなよ」 うん...
何?もしかして先生のこと?
気になって味が分からなかった...
