「わーってるって!烈司もモニカも伊織も皇助もサンキュー!」

「凛たんをなで続けながら言っても、説得力ねぇーぞ?」

「そうよ~みーちゃんてば、あたしへの思いやりが足りないんだから~凛ちゃん、モニカちゃんのところへおいで~!」

「その凛道から、瑞希へいくはずの愛情をわけてもらう気か、モニカ?やれやれ、どいつもこいつも集中力切れか?」

「わはははは!それなら一服入れようぜ!」

「それもそうだな。休憩入れようぜ。」



仲間の言葉を受け、瑞希おお兄ちゃんは私の頭を触る動きを止めた。



「オメーら、何飲む?いつものでいいか?」

「おう。」

「あたしも!」

「定番だ。」

「わはははは!酒!」

「皇助以外、いつものな?凛もいつもので言いか?」

「あ、はい!いいですけど・・・・」

「コラコラ!俺様には飲ませない気か!?」

「酒はダメだって言ってんだよ!」



叱り飛ばす瑞希お兄ちゃんの後についていく私。

それに気づいた瑞希お兄ちゃんが話しかけてきた。



「どうした、凛?違うのが飲みたいのか?」

「そうではなく、お手伝いします!」


(そうすれば、近くにいれるし・・・!)



瑞希お兄ちゃんの質問に下心もこめて言えば、にやりと笑って言われた。



「コーヒー入れるのはマスターの仕事だろう?スタッフは休んどけ。」

「は、はい・・・!」



うなずかずには、いられない笑顔。



「そうよん♪こっちへいらっしゃ~い、凛ちゃーん♪」

「わ!?」



見惚れていたら、背後からモニカちゃんに抱き付かれる。