「ほな、来週は桃山女学院の子らと合コンや~!みんな、おきばりやす~♪やで!!」

「けっ!凛道とラジオのために、一肌脱いでやるか?」

「しかたねぇなよ。凛道1人にも、ヤマトと2人にもできないからな。」

「うははは!それほどでも~あづは~ん!ゆうはん!」

「それが俺の呼び方かよ?」

「誰が晩飯だ、ボケ!!」

「凛さんのためとはいえ・・・自分、硬派なんで、凛さんをガードすることに努めたいと思います。」

「うはははは!ちなみにこの合コン、飲み食いは男が5000円以上はかかるところらしいでぇ~!財布、忘れたらあかんで~!」


「「「「「高っ!」」」」


「相手が桃山女学院の御嬢様ですからね・・・。」

(というか、私も男性料金で払わなきゃダメなのかな・・・?)



〔★当然である★〕



周りとは違った意味で、値段を気にしていれば、陽気な関西男子が言った。



「それで彼女が出来るなら、安いやんけー!」

「そ・・・そうだな。相手は最高級品・・・!」

「食い物みたいに言うな、秀!高価な単車だと思え!」

「それはそれで、下ネタにもつながるだろう、悠斗!」

「爆裂弾はいい気なもんだぜ。少しは凛さんをお守りをすることをなぁ~!」

「可児君、僕のことは良いから、食べることに集中してください。僕は顔合わせが済んだら、隙を見て離脱しますので。」

「なんでそうなるんだよ、凛!」

「合コンに集中しろよ、凛君!」

「そんなに嫌なのに参加するって・・・・」

「ケッ!よっぽど、ラジオ野郎が気に入ってんだろうなー?」

「嘘だー!凛さーん!!」

「うははは!あーはよう、あの子に会いたいわ!待ち遠しいで~!」

「あ。ねぇねぇ、ヤマト。合コンの話、瑞希お兄ちゃんになら、言ってもいいよね?」

「あかんて。」



こうして、人生初の合コンに、『男の子』として参加が決まりました。




〔★瑞希との時間が減った★〕







~表もあれば裏もある!?ダブル『凛』の日常!!~完~