風がとても気持ちいい!


なんかこのまま空へ飛んでいきそう!


…とか考えながら早足で歩いた


誰もいない


同じ高校の生徒が誰1人いない


いつもは「リア充」とかいう悪魔が歩いているのにいない!


寝坊か?いや、ないな


時間はちゃんと見た…はず


急に心配になってきた


さっきよりスピードがあがる


いつの間にか駆け足になった


ハァハァ


息が荒くなる


「おォ〜薫くーん」


「あっ、じっちゃんども」


このじっちゃんは学校の近くの近所に住んでいるマスコットキャラクターのよ

うな存在だ


「じっちゃん!今日って始業式だよね?!」


「う〜ん、…そうじゃろうねぇ〜」


なんか曖昧だな


「でもそれって午後からじゃ、なかったかのぉ〜」


「えっ、」


沈黙が続いた


「薫ちゃん、お茶飲んでくか〜」


「大丈夫です…」

…帰るか


とんだ間違いをした…


体がとても重くなる


…今はね