距離の近さに長時間、目を合わせられなくて、俯いた。 射抜くようなその目は好きになれない。 目力ありすぎなその瞳に見つめられると、なんとなく…すごく逃げ出したくなるから。 「昨日の今日で俺様に会うのに緊張して身なりにまで気が回らなかったのか」 「…俺様…」 なんていう解釈。 新しい。 さすが、俺様王様匠様。 「ちっがう!昨日のことなんて全然思い出してなかったし」 「へえ? 言ったこと忘れてねえよな?」 「……付き合うんでしょ!」 「「「まじか!?」」」