う、嘘でしょ いやだいやだいやだいやだ 気がつくと私は母さんを刺した 組員を押し倒しナイフを奪って 振りかざしていた 「うわぁぁぁあ、きえろきえろきえろ、きえろおおおおお」 酷く低い雄叫びをあげ何度も何度も ナイフを振りかざす 許せない許せない許せない 横でピクリとも動かない母さんを 見ると湧き上がる怒りを抑えることが できなかった。 「くっ、紀美子おおお。咲なにやってるんだ!はやく逃げなさいはやく、っはやくぅ」 「はっ、っ」 父の悲鳴にも似た声に はっとする…