"ころしてやる"

深い憎しみと悲しみが
幼い俺の心を支配した
誰からも愛されたことがない
愛されることなく捨てられた

そんな俺には本当の愛がわからない

女は甘い瞳で

“あいしてる"

と形のない愛をつぶやいて
俺にいいよってくる

鬱陶しい

俺の何も知らないくせに
俺の容姿によってくる女が
気持ち悪くてたまらない


でも、いつからか俺は女を抱くようになった

俺に抱いてほしいと願う女を
片っ端から抱いてやった