新作ケーキ…だと…? 「わかりました。みてきます。」 「ありがとぉぉぉー!助かる!ほんとに ごめんなさいねぇ。」 はやてのお母さんがにっこり笑う。 くそ、かわいいな。 わたしはしかたなく、2階に上がっていった。 「お~い。はやてー!生きてるー?」 返事がない。さては…。 うわ。やっぱり寝てる。 開けっ放しの窓から吹く風に、はやての 茶色いかみのけがふわふわ揺れる。