当たった!と思ったが。


放たれた右足は隣の男によって止められていた。

金色の髪がなびく。

こいつが総長の島崎 翔。(しまざき しょう)

「おい!あぶねーだろうが!それ反則だかんな!」

後ろで何か言ってる。そんなことはどうでもいい。


足首を捕まれ身動きが取れない。


『離せ。』


下から睨み上げると島崎翔は目を見開いた。

「お前、その目。」

その言葉に弾かれるように下を向く。


しまった!今はメイクをしていない!


高い位置で掴まれている右足を軸に左足を振り上げ捻る。


頬にクリーンヒットした。