「...飛び下りてくれれば、僕受け止めようか?」
下にいる男の子は、私が下りれないことを察したのか、
僅かにクスッと、笑った。
...。
「結構」
飛び降りるってゆう選択肢すっかり忘れてただけだし。
運動神経そこまで悪いわけじゃないから、
1人で飛び降りれるもん。
やっ!と心の中でかけ声をかけて、勢いよく飛び降りる。
...で、ストン!っていう音が響く...はずだったんだけど、
どうやら私は、降りる場所を間違えたみたい。
聞こえてきた効果音は、「うわっ!」
...え、...うわ?
と、思っても、時すでに遅し。
私は何故か、知らない男の子を下敷きにしてたのだ。