「佐倉センセーさー。何歳なんだろーね?
あの顔ならさアイドルできそうじゃない!?」
「確かにね。ま、でもここの教師でよかったんじゃない?
じゃないと私達、関わりなかっただろうし」
今だに楽しげに話している2人。
これは、この場を抜け出すチャンス!
「あーヤバいホントだるくなってきたから、今日も保健室行ってくるわ」
「ふーんいってらー」
「あ、早退するなら、また佐倉センセに荷物持ってってもらいなよ!」
「はいは〜い」
2人はその後、私が元からいないかのように振る舞い、
2人だけで語らっていた。
所詮話し相手一人いればいいってだけってこと...なんだよね。


