「...美味しいです」 「そうですか?あ、よければこのクッキーも食べて下さい。 後輩がいらないって言って渡してきた物ですけど」 可愛らしいピンク色の包みからは ...いかにも、手作りという感じのクッキーが 沢山あった。 ...手作り感がハンパないんですけど 「.....ん?後輩...?」 佐倉さんはいたずらっぽく笑いつつ 恥ずかしげに顔を赤らめた 「昔、ちょっとやんちゃしてましてね。 その時の後輩です。空蝉ってご存知ですか?」 「うつ...せみ?」