すべての命の源である、母なる惑星。

 体から解放された魂は星の一部となり、大きな流れの中に混ざり合う。空と海と大地を渡り、星に生きるすべてのものを見守る。

 きっと彼らもこの星の一部となって、子どもたちや孫たち、教え子たちを見守ってくれているだろう。やがて新しい命となって、再びこの地に生を受けるまで。

 そう思えば、哀しみも少しは和らぐ気がした。

「また来ます」

 フェイレイとリディルは、一礼して眠る彼らの前から去っていった。

 いつか貴方たちと同じ場所に行けたら、歓迎してください。

 そう、語りかけながら。











 遅くなりましたが、閻魔先生と女神先生へ。

 
 フェイレイとリディルはこの後、龍虎軒で二人を偲ぶ会と称した飲み会に向かうと思われ。