君依存

かき氷を食べ終えると、濱田先輩は急にりこの手を取った。

「え?」

「俺たちはここで!」

そう言って、濱田先輩はりこを引っ張って店を出て行ってしまった。

「りこぉ!」

「あとでメールするからぁ~!!」

手を振りながら、でも嬉しそうに言ったりこ。

もぉ……

二人がいなくなると、お店の中が静かになった。