「土方さん!大変だ、隊士が1人浪士に斬られた!息はあるがかなりやばい!」


180cm以上はありそうな男の人が障子を乱暴に開けて慌てて言った。


「原田、お前は山崎を呼んでこい!斬られた隊士はこの部屋の隣に運べ!」


土方さんは大きな声で叫んだ。


「分かった!」


原田さんは急いで部屋を飛び出していった。


その直後に斬られて血まみれの隊士が他の隊士に運ばれてきて騒がしくなる。


「君、運が良かったね」


沖田さんはそう言うと刀を鞘に納めた。