朝食の時間になりうちの社員がバタバタ廊下で歩いてる声がする
僕も着替えて食堂に向かう。


昨日のアレが怖いし気持ち悪いし食欲湧かないけど、とりあえずなんか食べなきゃ。

ホテルの食堂にはうちの社員だらけだけど僕はもともと会社ではボッチなので窓際族。変わり者だと思われてるのかも。

でも今日はみんななんか様子が変だ。
ざわつき方がいつもと違う。

なんとなーくスマホいじりながら聞き耳立ててるとある程度話がわかった。



「204号室で人が惨殺されて警察がめっちゃ来てるらしいよ」


まじかよ…
じゃああれは現実だったってことか


もしかしたら…とは思ってたけどまさか現実だとは。


人が殺されて、その犯人も見たけど警察にはこんな事話しても笑われるだろうし黙ってるしかないけど、とりあえず色々と気付いたことを考えてみた。


まず

離脱は現実であること。

離脱している間は生きてる人からは見えないこと。

糸はすごく細くなるけど20メートルぐらいまでは伸びるっぽいこと。

離脱できるのは夜中の2時頃から4時頃まで。

離脱できる周期みたいなのがあること。
逆に離脱したくてもできない日がたくさんあること。

自分の体に戻った時には、不整脈気味で、寒くなって、かなり具合悪くなること


のぞき行為はほどほどに
ってところでしょうか(笑)