「声でかい!」 雄星くんは慌てて私たちを見る 私は花薫の耳を指さして、「大丈夫」と口だけ動かした 花薫の耳にはイヤホンがさしてあったので花薫は気づいていない 雄星くんは胸を撫で下ろすとキッと望月くんを睨んだ