「あんた、なんて顔してんの…。」




「…っ…あれ、レト…!?」




「…!?…あぁ大丈夫、寝ているだけ。」




…なんだ、良かった。




気づいたらレトが動かなくなったから…。




「レトに飲ませた薬ね、副作用ですっごく眠くなるの。だけど、飲まなきゃ苦しさを止めることができない。」




さっきレトから聞いた話は、まるで信じられないような内容だったけど…今起きていることとなにも矛盾しない。




「あんたの顔見たらわかるけどさあ、あんたには今のレトを救うことはできないわ。」




……だから、サミちゃんが言いたいことがわかる。




「わたしがこの後、なにを言いたいのかわかるわよね?」




「だけどっわたしはレトが…「言わなくていい。分からないなら教えてあげる……あんたがレトを好きっていうのは許されないの!」




「それは理解してるよ、だけど分かっててもレトのそばに居たいって思っちゃうの…。」




「わたしはレトを好きでいいと決められてるし、許されてるの。だって、第3成長がきたから。正式にわたしはレトと結婚できるのよ。」