「 俺も素直に謝るわ…… 」


常にポジティブで明るい皐月でも今回のことは、だいぶ精神的にきたみたいだ。


今まで女性関係や、恋愛に関して
迷ったり悩んだりしたことはない。


けど、実際に大切な人ができると現実も考え方も180度変わるんだって気づかせてくれたのは綺帆だった。


あいつだけは失いたくない。

今の俺のすべてだから…


〜〜〜♪


突然鳴り響く着信音。

綺帆からの着信かと一瞬ビクッとしたが、違う人の名前が表示されていた。


「 麗…奈…、 」


「 え、あの人…? 」


名前を聞いた皐月もが反応する…この人…


ついに帰ってきたのか______